子 丑 寅 卯 辰 巳 牛 未 申 酉 戌 亥 十二支によせて （未完成がどこまでも続く)）
浜 肇子を始め以下のスタッフで作っています。 　　　　原 広子　　能美 綾　　渡辺 美智子　 金澤 千恵子 　長田 はるな
文　浜 いさを
子
ディズニーランドのミッキーマウス・アメリカテレビアニメのトム＆ジェリーなど外国のもの、俵のネズミが米食ってチュウ。日本のものでもキャラクターとしてのネズミはやんちゃでかわいい。。
丑 牛は気のいい身近な動物でもあり、これほどに人の役に立っている動物もないだろうとしかし田畑で力作業をする姿も日本ではもう見ることはない。昔の日本では東北では馬、西日本では牛が多かったという。しかし近年旅行した中国の農村で、今も田んぼの中で仕事をする姿を見ることが出来た。土ぼこりの道を大きなリヤカーみたいなものに山盛りのワラを積んで引いて行く姿もあり、頼もしくもかっこよかったが、どこか牛の表情にはどっちも不満の影が隠せなかった。 内田百�閧竢ｬ松左京が書いたものの中に「件（くだん）」という伝説の化け物が出てくる。顔が人で身体が牛、どうも漢字からくるダジャレのような気もするが、大昔からの伝説にも登場しているようで、神様の生まれ変わりといわれていたようである。当然のように農家では牛を大事にして家族のように扱っていたが、鈍重な生き物として認識されているせいか、伝説やお話しの中でも積極的な役割を担っていないようだ。
寅 　 　寅年の人が強いと思われているのは、虎が強いというだけのことで何の理由にもならない。　 　「ごうの寅」の女の人が、業が強くて何かと昔から忌み嫌われているらしいことを知っている。。 　寅年のその年に受胎し、その年に生まれた人のことを「ごうの寅」というらしいのだが、昔「私、ごうの寅だから・・・」と自虐気味にいわれ、だからどうだというのだ、という顔をしたら、怪訝な表情で見られた。自意識が少しばかり強い人なのかも知れないが、何も変わった風には見えない普通の人だった。 　弱い者が何かの拍子に虎に変身して強くなる、という話しは、昔話や言い伝えにはよく出てくる。　気の弱い男が酔っ払って「虎になった」いわれるのも同じ事例なのかも知れない。その女の人も強くなりたいのかもしれないと、後で思った。でも昔話にはならない。　　　　　　　　　 　　寅は?（いん）と書いて動くの意味があるという。春が来て草木が生じ始める様子をいうらしい。後に読みやすくするために虎の字を当てたのだという。 　だから動物の虎とは関係ない
卯
十二支の中で一番人気があるのではないかと思われるのがウサギだと思っているが、どうだろうか。ペットとして飼うにしても、静かだし、うるさく泣かないし、何よりも見た目が形も、色もやさしく暖かい。。
辰
巳　　　　　　　　　　　　 　 総理大臣はじめ経済団体のお偉いさん方の新年の挨拶や抱負などがテレビで放映されている。その発言の中や、我が家に寄せられた賀状には、今年は巳年で一皮むけた年にしたいとか、低迷からの脱皮の年にしたいとか目指すとか、変身に期待する言葉が目に付いた。 　安珍、清姫の物語は美しくて若い僧侶を、強烈なストーカーになった美しい乙女が追いかけまわす物語で、裏切られたと思い込んだ清姫は大きな蛇に変身して怨念の塊になる。最後には道成寺の釣り鐘の中に逃げ込んだ僧侶を焼き殺してしまう怖い話になっている。 　新年の挨拶などの言葉は適当に言っているだけで軽く、受け流してしまうくらいの意味しか持っていない。それに引き換え清姫が命がけで追いかけた執念は、蛇が持っている形状や、ヌルヌルとしたとらえどころのない動きが不気味な所から受ける印象からくるもので、それが蛇に対する一般的な印象なのだが、本当の蛇の性格や生き方はどうなんだろう。
午
羊
申
酉
亥
戌